当たり前のハナシですけど、ただ漫然と「9 to 5」の生活を送っていても仕事は覚えません。
もっとも、ニンゲンはボーっとしていても、その場を生き抜いていくための最低限のスキルだけは本能的に取得できるようですから、仕事の局面においても、ある程度はソツなくやり過ごすことはできます。できるんだけど、それ以上のものは望めないだろうと。
そういう人と一緒に仕事を進めていくのは、正直ちと辛いですね。
学校を出てから、たかだか数年の社会人生活で、こんなことを言うのもアレですけどね。
昨日組んだPTで、ちょっと考えさせられるコトがありました。
「HS」
「HB」
「ドア」
これPTチャットです。
6人フルPTでの、とあるメンバーの方の発言なんですがね。初めてご一緒した方でした。
この内容、分かりますよね。
プリーストとドラゴンナイトへのPTスキル要求発言なんですけどね。
この発言者は、彼らと友人関係らしく、それゆえにこういった内容でも彼らからは許されたんでしょうけど。ワタシは正直イライラしましたな。
もっとも、相手に求めるだけの技量・内実をご本人が持っていれば、おそらくワタシもそうは思わなかったでしょうね。「傲慢」とは、裏打ちされた技術がある人の場合には「自信」と言い換え可能ですから。
直近の段で狩っていた人なんですね。この方。
申し訳ないけれど、別職のワタシからみても巧いとは言い難いんですな。操作が。狩り方が。
もっとも、一番アレなのは対人関係スキルなんだろうけど。
この人の職業は、まあいわゆるメイポ人気職の一つでありまして、ワタシもこの職の方とはイロイロな狩場で様々な方達とご一緒しています。
どの方も「最強職」といわれるのも納得だなーと思わせる技術がありましたね。「最強」の冠に値する狩り技術を持っていた。
密集する敵の間を縫うように、前後にジャンプしながら間合いを取りつつ、強大なダメージを与え続ける。そしてその動きを遅滞することなく続けるわけです。
鈍重な戦士を選んでかえって良かったなと思いましたからね。ワタシには絶対無理だ、できないと思わせるテクニックを取得していました。あれは職スキルだけで得られる動きでは無いなと。
ゲームで「努力」という言葉は使いたくないけど、間違いなくその跡がみられたワケですよ。程度の差こそあれ、皆さんそう思わせるだけの動きを獲得していたのですね。
でも、昨夜の彼はちょっと違いましたね。残念だけど。
仕事と違って、メイプルはレベルが上がれば数値上のスキルも強さも向上します。そして時間を費やせばレベルは上がるものです。極端な例えだけどヘネシス狩場1で延々と狩っていても、レベルは上がりますね。
漫然とこの世界にいても、いや、いるからこそ「強く」なっちゃうワケですよ。
これって現実ではありえないんですよね。
ましてや、内実が伴わないままに「強く」なっちゃって、あろうことか自分でもそう思っちゃって、相手にも要求するものは要求しますよと。
旧い格言ですけど、実るほど頭を垂れる稲穂かな、ですよっと。
もちろんこれはゲームです。息抜きです。ワタシの場合、「彼女@もうすぐ一時帰国、でも最近の会話がぎこちないよ」的現実からちょいと逃避したいときにinしている場所でもあります。
でも。
昨晩はちょっと考えさせられましたね。イロイロとね。