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今年の抱負どころか、初夢も見ませんでした
除夜の鐘がゴーンゴーンと鳴り響いて、日本全国的に新年を迎えてからというものの、すでに三ヶ所の「ジンジャブッカクヤオヨロズ」に初詣をしてきたっていうか、二ヶ所目以降は、それはすでに初詣じゃないよなーと思いつつ、善男善女をやってきたエリケンさんを操作するヒトです。
明けましておめでとうございます。

家族友人モロモロと出かけると、「とりあえずお参りだねー」です。日常の言動からみて、ワタシの周囲のヒトビトがこんなに信仰心に厚いとは思いもしませんでした。



それにしてもアレです。
人出の多いところはどこでもそうですが、押し合いへし合いの中でお祈りするワケです。
「今年こそ宝クジに当たりますように」とか、「できればそれが3億円でありますように」とか、「3億じゃなくてもいから、せめて道端に10万円が落ちていますように」とか。「ついでに、せかいもへいわでありますように」みたいな。
ともかく善男善女が、一年分の願いを限りなく果てしなく、握り締めた100円に(それくらいなんだと思う)込めて、遥か彼方にボンヤリと霞んで見える賽銭箱に放り投げるワケです。

でさ。
願いを込めて「パンパン」と拍手を打ったあと、なんていうんですか、退出路みたいなトコロに誘導されるんですが、まあ、この時の押し合いが凄いワケです。さすが善男善女の集まりです。
こういう光景を見るとですね。天におわす神サマに、「まあアレだ。願いゴトってのは、ヒトを押しのけないと叶わないのだよ、ウハハハハ」と言われているような気がします。
かく言うワタシも、極めつきのアヴェレージ善男なので、周囲を思いっきり押しのけてお参りしてまいりました。お賽銭は10円でしたけど。



さて。ちょいと時間を大晦日に撒き戻しまして。
「久しぶりに放蕩息子が帰ってきたぜ!」と、かなり気合を入れて実家に戻ってみたワケですが、しょせんは電車で30分しか揺られていないせいか、どうも帰省の価値が低いみたいです。
無感動に「あー、いらっしゃい」です。カマドを分けて間もなく4年。すでに「おかえり」じゃ無くなってます。

なんとなく不安な帰省@正月の幕開けです。
それでも、母親が「わー、来た来た!」と言ってくれたので、「やっぱり血は水よりも濃いんだよ!」と思ったら、「ね、栗きんとんの裏ごしやってくれない?」でした。父親には「悪いけど、これやってくれないか」と、洗車とテラス掃除を仰せつかりました。明らかに息子業務として確保してあったカンジです。
どうも両親ともに、単純に労働力が増えたという認識のようです。

なんだか、遊びに来た妹のカレシへの(ちなみにフルモデルチェンジをしていた)国賓クラスの応対に較べて、ワタシへの扱いは下僕クラスじゃないだろうかと思いつつ、誰にも抗議できないので、近所の老犬相手に我が身の切なさを訴えておきました。



そんな雰囲気で、正月の話し相手が犬だけというのもサビシイので、三が日は友人とブラブラ出かけていたんですが。
それでもまあ、久しぶりに会うわけですから、両親ともイロイロモロモロ話すコトになるんですね、はい。
帰省するにあたって、軽い財布をはたいて「天狗舞」と「久保田」という日本酒を買って帰ったんですが、コイツを呑みながら父親とはかなりじっくり話しこんだりしてました。昼間から。フルモデルチェンジした妹のカレシについて。

帰省前から「突っ込まれたらメンドクサイなー」って思っていたのが、相方@アメィリカのハナシだったりで、実はかなり警戒していたんですが、そのハナシは全くでませんでした。息子に関しては本当に子離れができている両親です。



さてそして。今朝のハナシなんですが。
朝食後、ボーっと新聞を読んでいたワタシに、母親が言いました。
「あのさ、私のブログってさ、あんまり人に教えてないんだけど、なんか見ている人が結構いるみたいなのよね、私ってスゴイよね」だそうです。なんだか高飛車です。

たしかに母ブログの記事を読むと、「飼っている金魚が成長しすぎて困っている」とか「ハタチを超えた姪っ子に、いまだにお年玉をあげるのが納得できない」とか「オットの小遣いを年俸制にしたのは間違いだった」とか、どうでもいいコトしか書いていない割にはアクセス数が多いのです。世間には、新聞の社説は読まなくても、他人の家の金魚を気にするヒトがいるみたいです。

それにしても、どうでもいいコトをブログに書くあたりが息子と同じです。やはり「血は水よりも濃い」と感じましたが、こんなコトで感じたく無かったです。
ともあれ、せっかくアクセス数が多いんだから、これからは「息子は親が心配で毎日のように電話をしてくれる」「息子は月に100万円の仕送りをしてくれる」「息子は私たちの誇りだ」と書くように指導をしておきました。



さて。
ここまで書いてきて思ったのですが、ワタシ個人の「新年に向けて、これはがんばるぞ!」的なコトに触れていませんでした。今年もグダグダに始まってしまった感が強いのですが、やっぱりここはガツン!と決めたいトコロです。

ただ悲しいコトに、クソガキの頃から「目標」とか「抱負」とは縁遠い生き方をしてきたので、どういうコトを掲げればいいのか分かりません。
メイポ的な抱負なら軽いカンジでいけそうですが、それすらも思いつきません。「明日までに茶軍手の攻撃21を作る」とか書いても、笑われることくらいはさすがに分かります。

そこで、メイポブログも含むお知り合いのブログを見てから、無難そうなものをいただくコトにしてみました。まずは、せめて反面教師にはなるだろうと、母ブログの最新記事を見てみます。

「子供達が自分の家に帰っていった。やっと本当のお正月が来たようで嬉しい」と書いてありました。
by fabken | 2007-01-05 02:02 | naked
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