ぼくたちがいまできること
9月後半から仕事で慌ただしい日々が続いてました。まだ続いてますけども。
初秋から来春年度末に向けた複数の案件がスタートしていて、相も変わらずウロウロオタオタドタバタで、不器用にあちらこちらにぶつかりながら頑張ってます。頑張ってるつもり、ね。

これまでもヒネモスで書いてきたんだけども、仕事が忙しいときはメイプルにログインする気にならないんだなあ。
これは時間的なコトでは無くて、きっと僕のちっぽけな仕事脳が休まらないからなんですね、メイプルだと。
しばらくこんなカンジかもしれないな。



昨夜はひさしぶりにログインしたんですが、それには理由がありました。

僕がこのゲームを始めたのは桜サーバが誕生したときですから、もう満5年になります。
そのときからネットを通じた淡い関係ではありつつも、イロイロな人たちと出会いそしてお別れをしてきました。

これはいまから4年ちょっと前のSSです。
エリケンがショーワで歯翼を抱えているから、ファイアブルのドロップが量産され始めた武器庫が出来た頃なのかな。
そしてここに写っているハーミットの方。
当時から、そして今でもお付き合いの続いている、僕にがメイプルストーリーで時間を過ごす上でとても大切な人の一人です。



ルディブリアムの時計塔が出来てバイキングやらが実装されて、エルナス時代から考えると信じがたい経験値を稼げるようになった2005年の夏。
知り合ったばかりの彼は、人気絶頂だったバイキングにエリケンをよく誘ってくれました。
ヒーロー過多の今では遠い過去になってしまったけれど、決して高効率の狩りができるとはいえないナイトのエリケンに、「バイキンやるで。おいで^^」と、いつも声をかけてくれた人でした。

お互いに120レベルが間近に迫っていて、ほんと毎晩のようにPTしていたなあ。
4次職なんて実装されるかどうかもわからないのに、憑かれるようにして二人でバイキングに通った時期がありました。
ビシャスが登場したときに、彼やジョニさん達と6人PTで突入して、わずか1分で全滅したこともいまだに鮮明に覚えてます。



その彼のIDが、先日停止になりました。
ハックシールドによる即時停止では無く、時間を置いて(およそ半日)からのアカウント停止なので、管理会社の判断がそこにはあったと思われます。
状況は、ルディブリアムのお菓子の家で遊んでログアウトをし、その翌日に「不正行為云々~でのアカウント停止」がログイン画面で出てきたようです。

もちろん、その原因に全く心当たりの無い彼はすぐにネクソンのサポートにメールを出しました。
そして返ってきたのは、予想通りに定型文によるもの。
「不正行為が見つかったので停止にした。理由等は説明できない」



投げ賊を含むそのIDのキャラクター達は、すでに彼がメインで遊んでいるものではありません。
でも、ハーミットもメイジも一時期は職別ランキングの100位に入っていたことを思うと、どれだけの愛情をそのキャラクターに注いできたかは、想像に難くありません。
だって、いまだにそのキャラクターでログインしてクエストなどをして楽しんでいたのですから。

その方はもう家庭を持つ父親でもあり、仕事を含めて大きな社会的責任を抱えて生きる大人です。
そして昨夜、その相談にのった僕達も、自分たちが何らかのアクションをとれば、そこには常に責任が伴うことを実感として理解している大人たちです。

その僕たちが、数時間を費やして出した今回の結論。
「ネクソン社に対して、ごく当たり前の企業としての対応をさせよう、そうさせるためにはどうすれば良いか、微力を集めて考えていこう」



もちろんご当人も僕たちも、充分に分かっています。
「うん、これはたかがゲームだしね」
ご当人が現実世界から消えてしまうわけでもなく、それは世間の「悲劇」の物差しで計るのであれば、今回の件は悲劇ではありません。

でも。
「少なからずお金や時間を費やしたから」という意味ではなく。
つねに厳しい制約に付きまとわれる現実世界から、僕達がほんの数センチだけでも飛翔することができた、このメイプルストーリー。
画面のこちらの世界と向こうの世界で、それを実現してくれたキャラクターへの深い愛情というのは、ヒネモス読者ならきっと理解してくれると思うのです。

そのキャラクターを、ネクソンは理由を開示せずに牢獄に閉じ込めてしまいました。



彼はこれから少しずつですが、ネクソンへの働きかけを始めます。
出来ることは本当にごく僅か。
メールの継続、そして書面による問い合わせ、抗議。

公式サイトにその所在地すら明らかにしない会社に(もちろん別の手段で調べましたけども)、それはどれだけ届くのかは分かりません。
ただ、彼はそれを続けると言っていますし、僕も本当に微力なんだけれど、手伝えることがあればそうしたいと思ってます。

彼が悔いを残さないように。
納得のできる最良の結論が出るように。
# by fabken | 2009-11-09 21:57 | エリケン | Trackback | Comments(5)
ある読者さまへの極私的連絡
前略げるさま

ID停止という厄介な状況の中、検索でこのヒネモスにたどり着いたのも何かのご縁でありますね。
今夜のワタシはいまだ仕事から開放されていないのですが、週末にコメントを拝見してから気になっていたので、ちょいと仕事の手を休めて、この記事をもってご返事とします。

メイプルはまたまた経験値2倍時間帯を実施しているのだと思いますが、同時ログイン数が多いときの通信ラグによって、いわゆる「無敵状態」がハックシールドによって不正行為と判断される場合があるようです。

コメントをいただいた記事のご当人は、ネクソン社側に状況メールを送り、数日後にはID停止が解除されています。
ネクソン社側も、ハックシールドのある意味(悪い意味ではあるけれど)センシティブな反応を把握しているようで、ユーザー側が明確な状況を報告さえすれば、比較的に早い対応をとっていると思われます。

一番に大切なことは、「通信ラグが発生するような状況下」で、「無敵状態が発生するスキル」を使用したら不正行為と誤認されたことを明確にすることでしょうか。
すでにげる様もメールを送られているかもしれませんが、もしまだなのであれば早急に状況報告メールをネクソン社に送ることをお勧めします。

愛情をもって育ててきたキャラクターが、再びげる様とともにメイプルストーリーの世界を冒険できることをお祈りしています。
# by fabken | 2009-11-04 20:56 | naked | Trackback | Comments(2)
Les Feuilles mortes
出張先での移動中、東北のローカル線の車内に差し込む夕刻の光は少しだけ弱くて、早くも晩秋の陽差しだった。

ロングシートの向かい側の席にはきっと旅行中なのだろう、家族連れが座っていた。
女の子を膝の上に乗せた、僕と同じ年頃の若い父親はすっかり疲れてしまったらしく、子供の問いかけに頷きながら眠そうにしている。
車窓には、赤や黄に染まり始めた里山の風景が流れては消えていった。

こんなに気持ちの良い休日に、スーツ姿でいるなんて間が抜けてるよな、まったく。
僕は、それまで見ていた数字の並んだ忌々しい書類をフォルダに納めて鞄を閉じた。
携帯電話を取り出す。メールが来ている。
「仕事どうですか?こっちは良い天気だよー!落ち着いたらあの映画みにいこうね」

うん、こっちも良い天気さ。
東京の秋はこれからだ。

"Angelina" Tommy Emmanuel


ごぶさたでごへんじ!
# by fabken | 2009-10-19 07:52 | naked | Trackback | Comments(3)
さよなら、アリの巣
アレですよね、仕事中にメールがはいってですね、「今日の夜7時に新宿サザンテラスのスタバでまってまーす☆」なんていう内容だったりしたら、意地でも定時に仕事をおわらすぞっていう気分になりますよね。あはは。
「今日の夜9時に新宿ゴールデン街のシラムレンで飲もうぜオラ」っていう、野郎からのメールしか来ないワタシでも、その気分はとても分かるのです。えへへ。

でもやっぱりなんですよ、そういうのは週1回ペース程度でいいのでありまして、毎晩だとけっこう辛いものがあるワケです。ワタシだってこれでも一応、清く正しく小心者のヒラリーマンですからっ。

つまりは、そういう日々から解放されました。あははのは。

とりあえず出勤直前だからな!
SSで語るという、メイプルブログらしいコトをやってみます。

① だからシャウトはMAXにすべきなんですよ、ジェダイの諸君

ちなみにMPが1000を超えた状態でリラックスがMAXの場合、シャウト連打でがんばるとMP不足はありえない。

② なぜこんなにも貧しい消費欄なのか


③ それに輪をかけて貧しい所持金

MHに振るスキルポイントは29で止めるんだからな!

④ ビミョーに配慮の光るメガホンにおけるF5の祝福


聖魔ケンエリと同時進行でクリスタルクエストを進めていたので、メイプルヒーロー30を2枚確保した上でチャレンジしたんですが、2枚目で成功しました。
よかったよかった。これでなんとなく後ろめたい気分で職場をあとにしないでよくなりました。むしろそっちがほっとした!

そのうち記事に書くカモしれませんし書かないカモしれませんしきっと書きませんが、アリの巣2にあるミニマップ(ザクザクチケット2倍所持、ドロップ2倍時間帯)でクエストをおこなった場合。
・86歳プリーストのケンエリさんのヒール狩りで一回あたり140~160個
・186歳ジェダイのエリケンさんがシャウトバゴン(MP残量をみつつブランディッシュ)で一回あたり130~150個
こんなカンジでした。
時折チャットしながらチンタラやっていたんですが、6回合計で900個は稼げている匂いです。あらっ、なんか少ないわよっ!
毎日200円かかってるんだけどな!

昨年の同じイベントと違って、下方向ジャンプの出来るコトがジェダイにとってはかなり楽になったカモーッ!
シャウトは長めのスタン時間があるので、同じ段を狩る場合でも、ジャンプシャウトで広範囲を巻き込むコトを心がけたほうがいいカンジです。はい。
まあゾンビキノコのみになったコトで、聖魔の方が楽でしょうね。

ともあれこれで、ネクタイ締めたままメイプルにログインするっていう、かなり問題のある生活が終わりました。
ありがたきコメントへの返信は、次回です!
# by fabken | 2009-10-07 07:59 | エリケン | Trackback | Comments(4)
そして俺は風に崩れる石を積む
いいか、若造。
陽が昇りそして沈み、やがて月光がこの部屋を照らすまで、俺がこうして座したままでいるからといって、何も感じずに穏やかに過ごしていると思ったら間違いだ。

俺たち年寄りは、そのあたりに転がっている石じゃ無い。
お前たちと同じように、いやお前たちよりも濃く、そして汚れた血を流し続けて今も生きている。

若い頃の思い出は、決して俺を慰めることなど無く、むしろ年を経るごとに内臓をえぐるにようにして俺を苛む。
どれほど長く生きようが、怒りと哀しみの源泉が尽きることはない。

もしもお前の目に、俺が常に泰然としているように映るのだとすればそれは違う。老い朽ちた皮膚の動きを消すすべを覚えただけだ。
悔恨は俺たちが生きていく限り常に影のように寄り添い、残念ながらそれこそが俺たちの生きている証だ。

"Hurt" Johnny Cash


今年の始め、東京の下町にある都立病院に妹が入院していた。
フロアには、入院患者とその見舞い客達がお茶を飲むことのできる部屋があった。

大きな窓から東京の街並みを見下ろすことのできるその部屋で、何度か見かけた老人がいた。
車椅子に乗り、頭皮にわずかに残された白髪を撫で付けたその老人は、手にいつもコーヒーカップを持ち、強化ガラスを一枚隔てた、東京の雑踏を見ていた。

妹が退院するまでの一ヶ月の間、私が見る彼はいつも一人だった。
分厚いガラスを隔てて老人が見ていたものは、生命力が猥雑なほどに横溢する眼下の街並では無く、彼を理解することをやめた人達だったのかもしれない。

若造の不躾な視線を、きっと老人は感じていただろう。
けれども彼は、決して私を見ようとはしなかった。
# by fabken | 2009-10-02 01:43 | naked | Trackback | Comments(0)
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